リフォームQ&A
リフォームに関する「Q&A」です。
リフォームに興味のある方や、これからリフォームしてみようとお考えの方々に少しでも参考にして頂ければ幸いです。
この「Q&A」は、当社がこれまでにお客様から質問された内容の中で、代表的なものをまとめてあります。つまり、この「Q&A」が当社の営業の集大成です。
この「Q&A」に無い事柄でご質問がありましたら、是非お問い合わせ下さい。お待ちしております。
トイレ
窓
フローリング
増築
シックハウス
高齢者配慮
リフォーム全般
Q. 満足のいくリフォームをするポイントは?
現在の住まいへの不満を書いてチェックリストを作るのをおすすめします。
思っている事が整理されて、リフォームする箇所の優先順位や配分も決めやすくなります。また、リフォーム雑誌等で情報を収集して、イメージを伝えやすい写真などがあれば切り取るなどして打ち合わせに活用して下さい。
住宅設備機器などの取替の場合は、ショールームに行って実際の使い勝手や方法をチェックするのも失敗しない為のポイントです。
Q. リフォームの工事は、何日くらいかかるの?
工事にかかる日数は、リフォーム内容や建物の状況によって違ってくる為、一概には言えません。
あえて目安を上げるとすると、マンションでは内装工事では一週間、ユニットバスの交換は2日、システムキッチンの交換は4~5日、内装工事と水廻りの設備の交換などの全面改装でやく1ヵ月、間取変更も含む全面改装なら約2ヵ月位です。
一戸建ての場合では、骨組だけを残しての全面改修は新築よりもやや短い位の工期がかかります。工程が複雑で職種が多いと長くかかります。
また、マンション、一戸建ていずれも解体してみて問題が見つかる事もあり、補修などの為に予定よりも工期がかかることもあります。
キッチン
Q. 今までのキッチンの場所を移動してリフォームできますか?
キッチンの移動では、排気や排水の検討が必要です。
特にマンションの場合は排気ダクトを変更する事で吸い込みが悪くなったり、排水の勾配がとりにくく排水管が詰まりやすくなったりする場合がありますので、注意が必要です。
Q. システムキッチンの値段と種類、選ぶときのポイントは?
システムキッチンはI型・L型の2種類で価格的にも手頃な簡易型と自由にレイアウトができる高価な部材型があります。一般的には簡易型がほとんどです。
ワークトップの素材、扉材の種類によって価格に大きな差が出てきます。最近は機器類よりもバリエーションが豊富です。
今のキッチンの不満を解消してくれる機能をプラスすると良いでしょう。
また費用としては既存キッチンの解体費用、取付費、ガス・電気・水道工事費等がかかります。
Q. キッチンが狭いので開放感のあるものにしたいのですが?
狭いキッチンは増築し、コーナー部分に出窓を設けたり、高窓やトップライトを設けます。
日差しが差し込む明るい雰囲気のキッチンになります。
Q. キッチンとリビングを一体感のあるものにしたいのですが?
キッチンとリビングにある間仕切りを外して、セミオープンタイプのキッチンにリフォーム。また、キッチンの色、質感をリビングと合わせてつながりを生み出して生きます。
内装もリビングに合わせて改装します。
トイレ
Q. 和式トイレを洋式トイレにしたいのですが?
現状の床や便器を全て撤去して作り直します。 洋式便器を取り付けるのにあたっては排水管の位置なども考慮する必要があります。
最近では、狭い和式トイレの洋式へのリフォームに適する便器・タンクのセットやある程度の排水位置に対応できるリフォーム便器があります。
また、あわせて洗浄暖房便座を取付けされたい時は電源(コンセント)が必要になります。
Q. トイレの便器を選ぶポイントは?
最近では、清掃性を考慮した汚れがつきにくく落ちやすい素材のものが人気です。
取替えをする際におすすめなのが洗浄暖房便座です。節水・節電・脱臭・部屋暖房機能などバリエーションが豊富です。便器と一体になったすっきりデザインのものもあります。サイズも種類もメーカーによりいろいろ。
機能、デザイン、予算に応じて検討して下さい。
浴室
Q. 在来工法とユニットバスはどちらがいいですか?
お風呂はオリジナリルものにしたいという方に向いているのが在来工法バスです。
好きな型の浴槽が選べ、天井を高くしたり、窓やライトも自由自在です。床や壁も好みで作ることができます。既存の広さもそのまま使えます。
ただし、防水工事が必要でプロの手作りなので工期が長くかかります。
ユニットバスは、自由度には欠けますが、設備面ではかなりグレードアップされています。工期が3~4日で済みます。
Q. お湯が出ない?
お湯が出てこない原因として、以下の項目が考えられます。
・給湯器不具合による点火不良(ゴミつまり等)
・水圧不足による点火不良(高架水槽および加圧ポンプの不良による水圧不足)
・配管の腐食によるサビ詰まり及び蛇口でのゴミの詰まり
・給湯器と蛇口との配管距離が長い場合
上記の項目の中に原因がある場合は修理が可能です。
Q. 浴室暖房機をつけたいのですが、電気とガスの物ではどのように違うか教えてください。
浴室暖房の電気とガスの比較をお知らせします。
○ 価格比較
電 気 | ガ ス | |
---|---|---|
本体価格 | 128,000円 | 198,000円 |
施工費(想定) | 35,000円 | 60,000円 |
合 計 | 163,000円 | 258,000円 |
※これだけ見れば電気がお得ですが・・・
○ ランニングコスト比較
例えば、4人家族で1回の洗濯の量が約4kgとすると。
■ガスの場合、約2時間でほぼ乾きます。
その時の熱量は4.07KW×2時間=8.14KW
※コストは約79円
■電気の場合、ガスと同じ8.14KWにするには
8.14KW÷1.35KW=約6時間
※コストは約187円
○ 暖房立ち上がり時間比較
■1坪浴室を30℃にするのに
ガスなら、4.07KW必要で、15分で30℃に。
電気では、1.35KW必要で、30分で30℃に。
よって
浴室暖房をお求めの場合には、立ち上がりの早いガス温水式浴室暖房。
小さな浴室(集合住宅等)には電気式浴室暖房がよいかと思われます。
玄関
Q. 狭い玄関を広くしたいのですが?
玄関前のスペースに余裕があれば増築するのが一番ですが、窓を出窓にしたり、玄関ドアを明り取りのあるタイプや袖がガラスになったタイプにして照明を明るくして狭い玄関を広く見せるのも方法のひとつです。
窓
Q. 窓を増やすことはできるの?
窓は建物の強度に影響しない壁であれば、問題なくつけられます。
Q. マンションのサッシを変えることは可能ですか?
サッシは共有部分ですので原則として変更できませんが、管理組合で指定されたサッシがある場合は可能です。
サッシ枠を残してガラスだけ変えるのも大丈夫です。
しかし、外観を変えてしまうようなことはできません。
床暖房
Q. リフォームで床暖房にできますか?
温水式と電気式の2種類に分けられます。
温水式は、熱源はガスか電気か灯油です。給湯器やボイラーで温水をつくり、それを床下のパイプに通しパイプから伝わる熱で床を暖める仕組みです。
電気式は、床下のヒーターに電気を通し発熱させて暖房する仕組みです。
一般にリフォーム用として、ヒーターとフロアが一体となった既存フロアの上から施工できるような商品も開発されています。
収納
Q. デッドスペースを利用して収納を増やしたいのですが?
小屋裏空間や階段の下などが、まず挙げられます。
また、1階だけでなく2階に設置可能な床下収納も種類が豊富に出ています。
フローリング
Q. 床のカーペットを貼り替えたいのですが、フローリングの方がいいでしょうか?
最近では、フローリングに貼り替えるケースが多くなっています。
ダニやホコリの心配、清掃のしやすさなどでは木質のフローリングの方が優れていると言えます。耐防汚、耐クラック、耐水、耐熱、防音などの性能もいろいろあり種類も豊富。
ただしカーペットよりは費用がかかります。
Q. フローリングのきしみについて?
築15年の木造住宅です。5年ほど前、区画整理のため家を移動しました。いわゆる曳き舞いをしたのですが、その後1階の居間や台所の床のきしみ音がひどくなりました。ちなみに引き舞をする前は床面のきしみはありませんでした。やはり曳き舞が原因なのでしょうか?もしそれが原因だとしたら修繕は可能なのでしょうか?
修繕自体は可能だと思います。
原因として考えられるのは、移動の際に床の下地に打ってある釘が浮いて、その浮きが原因の場合と、移動した際に下地が湿気を含み、以後乾燥して下地が浮いた場合と、床材同士がこすりあってなる床鳴り等いろいろな原因が考えられます。
原因は現状調査しなければ、はっきりとはお答えかねるかと思いますので、専門業者の方に見て頂くのが一番かと思います。
Q. 素材とお手入れ方法?
①フローリングの材質のメリットデメリットや違いと、板の間とフローリングとの違いとは?
②お手入れが楽でホコリが目立たない床材は何?
フローリングには大きく分けて2つ材質があります。
ひとつはベニヤを貼り合わせた合板フローリング。
もうひとつは無垢のフローリングです。
前者は安価で手間がかかりませんが接着剤の寿命が短いことと、化学物質が若干発生することがあります。
また、表面にウレタン塗装が施されているため、傷つきにくいという利点もあります。
後者は高価で手間がかかり反りや収縮が生じる場合がありますが、自然素材なので無害で表面も合板フローリングに比べ短く、肌触りがよいという点があげられます。
なお、板の間とフローリングの違いですが、言葉の意味が同じですが一般的には洋間や廊下などの部位ではフローリングといい、和室の板張りの部分を板の間という表現になっているようです。
Q. フローリングにしたい?
現在、7階建ての4階に住んでいます。広さ14畳のカーペット敷きをフローリングに変更したいと思います。規定ではL-45以上でと記載されています。また猫を飼っていますので防音効果も教えてください。
カーペットからフローリングに変更すると音が階下へ伝わりやすくなりますので、マンションで規定されている防音効果のあるL-45を使用すると防音対策としては心配ないと思います。
現在のカーペットの床下地がコンクリートの場合は防音直貼りの用フロアを使用します。
値段は㎡当たり、定価1万円程度が多いようです。14畳は47㎡ですから材料費は47万円。
工事費は現在のカーペットの撤去とその処分費3万円、フローリング施工費6~7万円、その他や施工会社の経費などの雑費として7~8万円、合計63~65万円程度。
Q. クラレックス構造とは?
クラレックスとは、簡単に言いますと滑りにくい表面処理をしたフローリングの事です。
フローリングは一般的にワックス掛け等をして表面を保護しますが、ストッキングなどで歩行しますととても滑りやすく危険な事もあるため、滑り止め抵抗のある特殊塗料を塗布してすべりにくくしたフローリングです。
外壁
Q. 外壁の補修について?
モルタルの一戸建てに住んでいます。件建築会社によって点検が行われ、外壁のひび割れ5箇所が指摘されました。どの程度になったら本当に補修が必要なのかよくわかりません。ひびは玄関の上(1m位の長さ)、1Fの掃き出し窓の下(20~30cm)、1F浴室の後ろ(30cm位)にありました。仮に補修が必要だとするとどのようにするのがよいのでしょうか?
鉄筋コンクリートの建物であれば、表面をVカットして処理するのですが、モルタルの外壁の場合はひび割れが発生しやすいので、ウレタン系のコーキングで埋め、弾性のした下地材を吹きつけ、その上に仕上げ材を施工するのがよいと思います。
仕上げ材の単価比較ですが、[アクリル系]<[ウレタン系]<[シリコン系]<[フッソ系]
おのおの約[1]<[2]<[3]<[7]と考えてよいかと思います。
屋根
Q. 屋根や外壁の傷みが気になるのですが?
屋根や外壁など、外廻りの塗装は7年~8年位で点検する事をおすすめします。
瓦の破損やズレが原因で雨漏りが起きている瓦屋根やセメント瓦は、この機会に外観もきれいになり、軽い材質のカラーベスト葺に替えると建物の荷重が小さくなり、耐震性も高まります。
窓や雨戸などの木製建具は、アルミサッシに取替えた方がメンテナンスが楽になります。
Q. 屋根材の取替えはどのくらいで行えばいいですか?
材料により差はありますが、10年~15年位経てば割れやズレなど点検をして葺き替えを検討した方が良いでしょう。
その際は、下地材の状況により下地の貼り替えも必要です。また、雨樋も合わせて点検し、補修・取替えをした方が良いでしょう。
Q. 屋根の補修について?
既存のコロニアル葺きの屋根材はセメント系で表面塗装仕上げは約10年以降で劣化してきますので、コーキング補修や高圧水洗浄をして更に10から15年位です。
現状のコロニアル屋根の上に下地の桟を打ちつけて焼付け塗装成型鋼板の瓦型を葺くのもよいと思います。
但し、工事費は㎡あたり8,000円前後と付帯費用がかかってくると思います。
ヤネバリヤという樹脂のかわらも当然長持ちする瓦だとは思いますが、カタログを参照なさって検討されるとよいと思います。
増築
Q. 増築で家を広くしたいのですが?
増築する部屋の使用目的はもちろん、外観もよく考慮する事が必要です。
一階部分に既存の屋根の下に差しかけての増築が費用的には安く済みます。
Q. 増築とリフォーム?
かなり古い家を買い、リフォームで暮らしやすくしようと思っています。ただ、あまりにも1階部分が狭いので、庭になっている部分に浴室を増築し、台所も現在洋室になっているところをテラス部分までに広げて改築したいと思っています。
浴室と台所のリフォームで、ユニットバスやシステムシッチンを組み込んだ場合で250万円程度です。浴室を増築し台所も広げ階層をした場合は500万円程度になります。
築年数がたっている家の場合は、浴室などは土台、配管等が腐食している場合がほとんどですので、防水等を考慮した設置をおすすめします。
補修
Q. 家の傾きの補修について?
在来木造工法築10年で1階(4間×6間で約22坪)2階12坪の一戸建てです。家の前の道路工事で家屋調査が入り、4間の長さの方向に家が全体的に6cmくらい傾いているといわれました。工務店に相談したところ、A社は新築と同じくらいの費用がかかるので直さないほうがよい、B社はそんなに費用はかからない、傾いていると耐震性に問題が出るので直したほうがよいと言われました。
10年経過とのことでおそらく地盤沈下だと思います。B社のようなやり方でそんなにかからないでやる方法はあると思います。
Q. 壁の補修について?
大壁工法、珪藻土仕上げの壁ですが、壁と柱、壁と壁が交わるコーナー部に隙間が発生していますが、素人でも補修できるでしょうか?補修の方法を教えてください。
ホームセンターなどで変性シリコンを買ってやってみてください。
色も珪藻土に近いようなものを選んで、入り隅に珪藻土を塗るのは少し難しいかもしれませんが、隙間が開くというのは又そのうちに地震などの揺れによってもおきますのであまり気にしないか、その都度試してみてください。
断熱
Q. リフォームで住宅の断熱ができますか?
断熱材が入っていない箇所に断熱材を入れたり、内付けサッシをつけたり等いくつか方法はあります。
ただし、きちんと防湿対策、通気、換気計画も必要です。
シックハウス
Q. 最近良く聞くシックハウス症候群とは?
住宅に使われる床や壁、構造体などの住宅部材の多くには、いくつかの化学物質が使われています。
代表的なものとして"ホルムアルデヒド"、VOCと呼ばれるトルエンやキシレンなどがあります。
「シックハウス症候群」とは、新築やリフォームの際に使われたそれらの部材から化学物質が発生することによって引き起こされる 目、頭、のど等の痛み、吐き気を伴う化学物質過敏症、ぜん息などの症状をいいます。
Q. 健康に配慮した建材にはどんなものがありますか?
床材では、天然むく材のフローリング。また、低ホルムアルデヒドというF1レベルの合板があります。
これはJASの定める基準でF1~F3までの区別があり、最もホルムアルデヒドの含有量が少ないのがF1です。
畳では、備長炭入りのものもあります。
壁材では、しっくい壁、けいそう土などがあり、断熱性や調湿性に優れています。
また、壁紙ではEマーク、RALマーク、ISMマークなどの安全規定を満たした壁紙につけられるマークがあり、このマークのついたものはホルムアルデヒドなどの化学物質が低いレベルに規制されています。
防音
Q. リフォームで防音、遮音対策できますか?
壁はボードを二重貼りにしたり、グラスウールを入れたり等の方法があります。
床の場合は、下地を二重床にしたり防音フローリングを用います。特に畳やカーペットの床をフローリングにするときには注意が必要です。
また、プランニング時に水廻りの壁の横に収納を配置するなども水音などを軽減するのに有効です。
オーディオルーム、ピアノ室などは特に遮音性能の高い内装材や建具の選定が必要です。
スペースがあればユニット型の防音室の設置も検討されるといいでしょう。
電気
Q. マンションのコンセントは増設できる?
電化製品の移動にともなうコンセントの増設は問題ありませんが、コンセントを増やしても電気の使用容量をオーバーしているとブレーカーが落ちてしまいます。
その場合は容量をアップする必要がありますが、電気の容量はマンション全体あるいはフロアごとに制限があるので、管理組合に相談してみましょう。
高齢者配慮
Q. 高齢者に配慮して安全性を高めるポイントは?
以下のようなポイントがあります。
1.トイレの扉は引き戸か外開きにする。
2.ドアのノブは扱いやすいレバー式ハンドルにする。
3.階段は可能なら広く緩やかな踊り場付の曲がり階段が良い。
4.わずかな段差がつまずきやすい為、段差を無くして平らにする。
5.浴槽の形は半埋め込み式が良い。
6.階段の照明は、踏み面を集中的に照らす足元灯を併用する。
7.玄関や廊下、浴室、トイレ、階段手すりをつける。
8.車イスで廊下や出入り口を通るには、1m以上の幅が必要。
9.床材は滑りにくい材料が良い。
予算
Q. 予算内できちんとリフォームするコツは?
現在の住まいへの不満を書いてチェックシートを作るのをおすすめします。
業者との打ち合わせを念入りに行なう事が重要です。
Q. 工事費以外でかかる費用がありますか?
大がかりなリフォームの場合で敷地に余裕が無ければ、資材置き場や工事車両の駐車場を借りる必要があります。
仮住まいをする場合は、家賃や引越し代がかかります。